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こんにちは、みんなの儲かるCM分析です。

今回は映画「いぬのえいが」の話です。

「いぬのえいが」は、11話のオムニバスからなる映画ですが、題名の通り犬が中心になって話が進んでいきます。

簡単にあらすじを書いていくと

■ 「A Dog's Life:good side」1
 監督:黒田昌郎 脚本:山田慶太

ビーグル犬と少年ののうてんきな映像です。
この話は後半の犬のアニメ2に繋がっていきます。


■ 「うちの子No.1」
 監督:称津哲久 脚本:山田慶太

渡辺えり子と佐野史郎が「うちの子が一番かわいい」と競い合う(犬の)親バカはなはだしいミュージカル。
一時期変なミュージカルで話題になったインド映画のミュージカルを意識して作られているようです。
このメンバーに伊武雅刀と竹中直人とかが加わっていたら爆笑物だったでしょう。

■ 「CMよ、どこへ行く」
 監督:黒田秀樹 脚本:山田慶太

ドッグフードメーカーのCM制作にまつわるお話です。
無能な上司(高橋克美)と、勝手な注文ばかりするスポンサー幹部(北村総一朗)、起用したタレント白鳥(伊東美咲)のマネージャ(戸田恵子)たちのおかげで、若いCMプランナー山田(中村獅童)の苦悩するお話、「ポチは、待っていた」第1話と第4話に繋がるお話


■ 「ポチは、待っていた」第1話
 監督:犬童一心 脚本:佐藤信介

CMプランナー山田(中村獅童)の少年時代の犬(ポチ)との交流と淡い初恋の話、「ポチは、待っていた」第2話に繋がります。

■ 「恋の行方」
 監督・脚本:佐藤信介

愛犬(コロ)の散歩にかこつけて、一目惚れをしてしまった知美 (乙葉)の家のに通う青年(佐藤隆太)と、同じくその知美(乙葉)のお隣の家にいる(らしい?)メス犬に恋してしまった愛犬(コロ)との“恋の行方”を描いたお話。
登場人物はみんなとてもずれている。


■ 「ポチは、待っていた」第2話
 監督:犬童一心 脚本:佐藤信介

山田少年を追ってきた犬(ポチ)とある不仲になった恋人たち(天海祐希と川平慈英)との不思議なお話
特にポチは絡んでこない、無理矢理出したような感じ。


■ 「バウリンガル開発秘話」
 監督:永井聡 脚本:山田慶太

当然本当の話ではありません。
どの犬にも吠えられるので、何を伝えようとしているのか知りたくてバウリンガルを開発した男(田中要次)の秘話。


■ 「ポチは、待っていた」 第3話
 監督:犬童一心 脚本:佐藤信介

山田少年を追ってきたポチが奇跡的にたどり着いた山田少年が搬送された病院でのお話。


■ 「ポチは、待っていた」 第4話
 監督:犬童一心 脚本:佐藤信介

仕事に行き詰まったCMプランナー山田(中村獅童)は少年時代に過ごした地方都市にやってきます。
初恋の少女香織(小西真奈美)と再開し昔話をして少し自信を取り戻した夜の出来事。


■「A Dog's Life:good side」2
 監督:黒田昌郎 脚本:山田慶太

「A Dog's Life:good side」1の続き、動物愛護センターとパピーミルへの社会的なメッセージと警告が込められたお話。


■ 「ねえ、マリモ」
 監督:真田敦 脚本:山田慶太

犬(マリモ)側と美香(宮崎あおい)から見たマリモの一生
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「CMよ、どこへ行く」の監督の犬童一心さんは、『ジョゼと虎と魚たち』2003年(監督)、『タッチ』2005年(監督)、『メゾン・ド・ヒミコ』2005年(監督)の監督ですね。

「恋の行方」の監督は、「県庁の星(2006年)」の監督ですね。

「A Dog's Life:good side」の監督の黒田昌郎さんは、世界名作劇場シリーズの「フランダースの犬」、「母をたずねて三千里」、「ペリーヌ物語」(演出、絵コンテ)や、「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」、「劇場版 フランダースの犬 THE DOG OF FLANDERS」(監督)等を手がけています。


「ねえ、マリモ」の監督の真田敦さんは、サッカーの小野伸二選手が出るトヨタの「カローラフィールダー」のCMや沢尻エリカ、劇団ひとり、おぎやはぎ、小出恵介の出演していた「キシリッシュ(2006)」のディレクターです。

最初のほうの「CMよ、どこへ行く」を見ていて、白鳥美咲(伊藤美咲)を起用して作られたCMが、どんどんとんでもない方向に向かっていくのが爆笑物です。

話が進むに従って、昔私が飼っていた犬のことを思い出し思わず涙してしまった。(たまには涙を流すのもいいですね。おかげで肩こりがとれました。(^^;)

日本でも、海外のように腕のいいCMディレクターに監督をさせたりすると、もっといい映画が出来るのかもしれませんね。

特に「ねえ、マリモ」なんかは、同じような感じでフラッシュアニメーションを作る人をネットでも見かけますが、やはり一味違いますね。

また、オムニバス形式にして「ポチ」で一本の映画にしなかったところがまたいいですね。
「ポチ」で一本の映画にしていたら、「ポチ」の冒険物語みたいになってしまって、普通の動物映画になってしまいますもんね。

犬好きでも、そうでなくても涙腺を刺激されるそんな映画です。

いぬのえいが
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