人間には三大欲求といわれるものがあります。
今はもっと細分化されているようですが、
少なくとも以前は三大欲求と呼ばれるものがありました。
三大欲求というと、「食欲」「睡眠欲」「性欲」の3つの事をさしています。
定義した人は知りませんが、
少なくとも寒さに困っていない地域で水に困らない地域の人が定義したこと
は推測できますよね。
食欲より前に、水が飲みたいとかが無いですからね。
この三大欲求と呼ばれるものは、人間なら誰でも持っています。
生命を維持して、次代に生命を繋げる欲求ですよね。
性欲は、我慢しても死にません。
ですが、眠らなかったり、食べなかったりすると当然死にます。(点滴で栄養補給出来れば死にませんが・・・)
すると、この三大欲求と言われるもののうち
一番強いのは、睡眠欲
二番目が、食欲
三番目が、性欲
ですね。
ところで、この欲求をビジネスに応用しようとするとどうなるでしょうか?
■ 睡眠欲:眠い・・・直接使えません。
みなさん、人が眠っているところを見て眠くなったことはありますか?
私はありませんが・・・
睡眠欲の場合、
より良く眠りたいというためにベッドが欲しいとか、
ふとんが欲しいとかという物欲が一緒にならないと使えないですよね。
■ 食欲:食べた~い!・・・直接使えます。
食べ物のおいしそうな映像だけで食べたくなってしまうことってありませんか?
食べ物そのものや食べている映像等で直接欲求を喚起することができますよね。
■ 性欲:リビドー開放(^^;・・・エロ以外では直接使えません。
当然ですね、下手したら捕まります。
ところが、間接的に使われているのは、性的欲求が一番多いのです。
これは、転化という形で使われます。
心理学では ”錯誤帰属” といいます。
転化の例を挙げると
ダットンとアロンの吊り橋理論です。
以下はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
******************
吊り橋理論(つりばしりろん)は、
カナダの心理学者、ダットンとアロンによって1974年に発表された
「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証されたとする学説。
「恋の吊り橋理論」とも呼ばれる。
生理・認知説は人は生理的に興奮している事で、
自分が恋愛しているという事を認識するというもの。
実験のみで厳密に立証されている訳ではないが概ね正しいとされている。
実験は、18~35才までの独身男性を集め、
渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2ヶ所で行われた。
男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、
橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。
その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。
結果、吊り橋の方の男性からはほとんど電話があったのに対し
揺れない橋の方からはわずか一割くらいであったというものである。
揺れる橋での緊張感を共有した事が恋愛感情に発展する場合があるという事になる。
尚、つり橋理論によって恋愛が発展した場合、多くの場合、長続きしないというのが通例である。
極限状態、または一時的な緊張状態による興奮が理由での恋愛では、継続的な恋愛には発展していかないという結論に至る。
しかし、あくまでも多くの場合であるからして、
全てのケースにおいて適用されるケースではない。
そもそも恋愛とはいくつかの条件が重なって導かれていくものである。
******************
マトリックスのキアヌ・リーブスが以前出ていた「スピード」の一作目でも、
サンドラ・ブロックに対して
『スリルのある状況で生まれた恋愛は、長続きしない』というような台詞がありましたね。
そうです、つり橋を渡ってドキドキしていたのを、恋愛感情と勘違いするような、
心理的勘違いを転化というのですね。
性的欲求からの転化は、昔から沢山使われていたようですね。
←続きを見る前によろしく(^^;
今は見なくなってしまいましたが、コカコーラのガラス瓶の形も
こういった考えの元に作られていたようです。
コカコーラのガラス瓶はグラマラスな女性かのイメージ。
コーラの瓶に口をつけて女性が飲むのは、
女性が男性の○○○を○○○○○しているところを連想させる。
(申し訳ないですが、伏字にしました。)
ビール会社が毎年キャンペーンガールを起用して
ビールを持った水着姿のポスターを作って飲食店にポスターを貼るというのも
こういったことを狙っていたと考えられます。
最近では、キリンの濃い生茶のCMで、
松嶋菜々子さんが、「苦い濃いより、甘~い濃い」なんて
画面を見てないとちょっと「ドキッ」とするようなセリフで
注意を魅きつけるようなものもありました。
つまり、つり橋実験と同じ様に
心理的興奮状態になっているときに、
『その心理状態の原因はこれだよ』と
売り込みたい商品を目の前に差し出すわけです。
全ての人が持っている欲求を喚起して商品の方向に喚起した欲求を転化させる
これが、三大欲求転化型の宣伝手法です。
今はもっと細分化されているようですが、
少なくとも以前は三大欲求と呼ばれるものがありました。
三大欲求というと、「食欲」「睡眠欲」「性欲」の3つの事をさしています。
定義した人は知りませんが、
少なくとも寒さに困っていない地域で水に困らない地域の人が定義したこと
は推測できますよね。
食欲より前に、水が飲みたいとかが無いですからね。
この三大欲求と呼ばれるものは、人間なら誰でも持っています。
生命を維持して、次代に生命を繋げる欲求ですよね。
性欲は、我慢しても死にません。
ですが、眠らなかったり、食べなかったりすると当然死にます。(点滴で栄養補給出来れば死にませんが・・・)
すると、この三大欲求と言われるもののうち
一番強いのは、睡眠欲
二番目が、食欲
三番目が、性欲
ですね。
ところで、この欲求をビジネスに応用しようとするとどうなるでしょうか?
■ 睡眠欲:眠い・・・直接使えません。
みなさん、人が眠っているところを見て眠くなったことはありますか?
私はありませんが・・・
睡眠欲の場合、
より良く眠りたいというためにベッドが欲しいとか、
ふとんが欲しいとかという物欲が一緒にならないと使えないですよね。
■ 食欲:食べた~い!・・・直接使えます。
食べ物のおいしそうな映像だけで食べたくなってしまうことってありませんか?
食べ物そのものや食べている映像等で直接欲求を喚起することができますよね。
■ 性欲:リビドー開放(^^;・・・エロ以外では直接使えません。
当然ですね、下手したら捕まります。
ところが、間接的に使われているのは、性的欲求が一番多いのです。
これは、転化という形で使われます。
心理学では ”錯誤帰属” といいます。
転化の例を挙げると
ダットンとアロンの吊り橋理論です。
以下はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
******************
吊り橋理論(つりばしりろん)は、
カナダの心理学者、ダットンとアロンによって1974年に発表された
「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証されたとする学説。
「恋の吊り橋理論」とも呼ばれる。
生理・認知説は人は生理的に興奮している事で、
自分が恋愛しているという事を認識するというもの。
実験のみで厳密に立証されている訳ではないが概ね正しいとされている。
実験は、18~35才までの独身男性を集め、
渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2ヶ所で行われた。
男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、
橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。
その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。
結果、吊り橋の方の男性からはほとんど電話があったのに対し
揺れない橋の方からはわずか一割くらいであったというものである。
揺れる橋での緊張感を共有した事が恋愛感情に発展する場合があるという事になる。
尚、つり橋理論によって恋愛が発展した場合、多くの場合、長続きしないというのが通例である。
極限状態、または一時的な緊張状態による興奮が理由での恋愛では、継続的な恋愛には発展していかないという結論に至る。
しかし、あくまでも多くの場合であるからして、
全てのケースにおいて適用されるケースではない。
そもそも恋愛とはいくつかの条件が重なって導かれていくものである。
******************
マトリックスのキアヌ・リーブスが以前出ていた「スピード」の一作目でも、
サンドラ・ブロックに対して
『スリルのある状況で生まれた恋愛は、長続きしない』というような台詞がありましたね。
そうです、つり橋を渡ってドキドキしていたのを、恋愛感情と勘違いするような、
心理的勘違いを転化というのですね。
性的欲求からの転化は、昔から沢山使われていたようですね。
←続きを見る前によろしく(^^;
今は見なくなってしまいましたが、コカコーラのガラス瓶の形も
こういった考えの元に作られていたようです。
コカコーラのガラス瓶はグラマラスな女性かのイメージ。
コーラの瓶に口をつけて女性が飲むのは、
女性が男性の○○○を○○○○○しているところを連想させる。
(申し訳ないですが、伏字にしました。)
ビール会社が毎年キャンペーンガールを起用して
ビールを持った水着姿のポスターを作って飲食店にポスターを貼るというのも
こういったことを狙っていたと考えられます。
最近では、キリンの濃い生茶のCMで、
松嶋菜々子さんが、「苦い濃いより、甘~い濃い」なんて
画面を見てないとちょっと「ドキッ」とするようなセリフで
注意を魅きつけるようなものもありました。
つまり、つり橋実験と同じ様に
心理的興奮状態になっているときに、
『その心理状態の原因はこれだよ』と
売り込みたい商品を目の前に差し出すわけです。
全ての人が持っている欲求を喚起して商品の方向に喚起した欲求を転化させる
これが、三大欲求転化型の宣伝手法です。
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